マエストロ(名指揮者)のような存在感を放つワイン!シャトー・ワイマラマのシラーワイン「kiraraka」× 江戸前寿司「鮨からく」


パリの星付きで飲まれているNZワイン、シャトー・ワイマラマのシラーワイン「kiraraka」をご存じでしょうか。

私もかつてワイナリー巡りをした、ニュージーランド北部のホークス・ベイが故郷。
ニュージーランド屈指のワイン生産地として、その地を一度は訪れてみたい方も多いはず。
あの青い海と豊かな自然に恵まれた彩り溢れた記憶を思い出す度、ホークス・ベイへ再び戻りたくなります。




さて、今回訪問した銀座の江戸前寿司「鮨からく」といえば、ワインの品揃えやペアリングに力を入れていることでも有名。

江戸前鮨とワインのマリアージュを愉しむ魅力を伝える第一人者、大将の戸川基成さんによる、「kiraraka」とのワインペアリングを体験する特別な機会をいただきました。

シャトー・ワイマラマ キララカ

ホークス・ベイの自然を知り尽くした職人たちが繊細な手作業で希少なヴィン生み出すシャトー・ワイマラマ。

「kiraraka」は、シラーの特徴が表現された、重厚でエレガントなワイン。
完熟したブラックベリーやブラックチェリー、プラムなど黒系果実の香りに白胡椒やシラー特有のスパイスも感じる。清涼感と滑らかで穏やかなタンニンが印象的。果実の甘味を感じる味わい。

※2022年4月よりマンダリン オリエンタル パリ内ミシュラン2ッ星"シュール ムジュール パール ティエリー・マルクス"にてオンリスト

銀座の江戸前寿司「鮨からく」で体験出来る、「kiraraka」との最高マリアージュ



一般的なシラーワインのイメージといえば、力強さやパンチを持っていることから、スパイスの効いた料理とよく組み合わせることも多いですよね。

「江戸前鮨 × kiraraka縛りは合うのかな? 」
「シラーワイン自体の魅力をどのように引き出してくれるのだろう?」

想像するだけで胸の高まりが止まらなくなるくらい、「鮨からく」への訪問をとても楽しみにしていました。




お任せでいただいたコース料理は、「kiraraka」のワインに合わせた料理と昔ながらの江戸前寿司で構成。
なお、仕入れや状況によって日々変化することもあるので、詳細は訪問時にも改めてご確認ください。


実際に味わってみた「kiraraka」とのワインペアリングの感想を率直かつ一言で伝えるならば
タイトルにもあった通り「マエストロ(名指揮者)のような存在感を放つワイン!」

少し抽象的ににまとめてしまいましたが、あえてシンプルで私らしい言葉にて表しました。




「kiraraka」が、結集した名楽団(=鮨)を率いるかの如く
“バランスのよい酸とタンニン”が、華々しい楽章を美しくまとめあげてくれる”

鮨 ×「kiraraka」、双方があってこそのハーモニーが何とも心地よく。
あまりの美味しさに、思わずじっくりと目をつぶり、夢見がちに......。

口の中で繰り広げられるその様は、まるで交響楽団のコンサートを愉しむかのよう!

鰻やマグロといったお馴染みの鮨ネタも、調理方法や組み合わせ次第でいかようにも七変化。
どの一口をとっても同じものはなく、隅々まで創意工夫をこらしつつも、自然な流れを感じるコース仕立てです。



※王道の鰻とフォアグラ、コクや深みを感じる一皿には、土の香りがたつ牛蒡が絶妙なバランスを放つ。


※一品ごとにうつわを愛でる楽しみも。ワイングラスに用いられたのは<リーデル・ワインウイングス> シラー


※海老×フレッシュバジルの爽やかさにハッと目が覚める。コース中盤に組まれている軽いインパクトの心遣いが良き。


甘だれで濃厚な鰻やフォアグラ、塩辛さをアクセントに弾けるキャビア。
そして、ねっとりとろけるような鮪など。
これ迄の経験では、それぞれにきっと別の種類のワインや日本酒を合わせていはず。

このシラーワイン「kiraraka」は、エレガンスと爽快さを兼ね備えているのが最大の魅力。
素材のテクスチャーや香り、風味などが「kiraraka」と一体になるマリアージュ瞬間が......お見事!

まるで壮大な交響曲の調べのように、口の中で華麗かつ“キララカ”に奏でられていくのです。



実山椒、バジル、地がらしといった個性豊かな薬味と魚介の組み合わせ。
他の料理ではよく見かける薬味も、新たな発想が加わることで、未知の世界が広がっていくかのよう。
一口ごとに重厚で上品な「kiraraka」がスッと溶け込むことで、鮮やかな口福時間を過ごせますよ。





ワインペアリングというと、料理に合わせ、ワインを選ぶのが一般的かもしれません。
ところが、「kiraraka」からの“逆ペアリングの発想”が、生き生きとしていて斬新!

お互いのポテンシャルをきちんと導き出す、魔法のようなペアリング構成。
至極艶やかで、はかなく、贅沢。
まるで心に翼が生えたかのような気分で、帰路につくのでありました。

全ての素晴らしい出合いに、感謝を込めて。





izumin



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