【#ARTMACAO】寝ても覚めてもアート、マカオ旅行で泊まりたい「アートなホテル」5選


近年、目まぐるしい成長と発展を遂げているマカオ。
2018年10月には、マカオ、珠海(中国)、香港の3都市を結ぶ世界最長の海上橋「港珠澳大橋」も開通し、日本からマカオへのアクセスもより多彩になりました。

「マカオで宿泊するならどんなホテルがおすすめ?」
そんな声もよく頂いていたので、マカオならではの「アートなホテル」を5つ選びました。

人それぞれ好みがあるように、リッチでラグジュアリーなホテルにも個性や違いがあります。
マカオに存在する魅惑的なホテルのほんの一部ではありますが、早速その扉を開ける旅に出かけましょう。



シック・エレガントが満ちる「フォーシーズンズ・ホテル・マカオ・コタイストリップ」
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コタイ地区にある「フォーシーズンズ・ホテル・マカオ・コタイストリップ(澳門四季酒店)」は2008年にオープン。
全客室は360部屋、家具はマカニーズ風、内装はクラシカルで上品な空間使いが私好み。



近隣のホテルに比べると、華々しいギラギラ感がなく、シックかつ穏やかな色合いで統一。
エレガントで素敵な落ち着くホテルでのんびりするのが好きな私は、とても過ごしやすかったです。⠀




アズレージョが目をひくフロントも、まさにマカオらしい。
吹き抜けになったエントランスは華やかな生花が飾られ、大きならせん階段と共にゲストを出迎えてくれます。




屋外には大きなプールが5つもあるのですが、マカオではとても珍しいのだとか。

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客室では、毎日ステキなウェルカムフルーツやスイーツ、お茶などが待ち構えてました。
これらは特別なおもてなしだったようですが、ホテル内のレストランでも同様のスイーツが有料でいただけるはずです。


そして、私が日本人のゲストだからか、浴衣も用意されていたのがとてもありがたかったです。




清王朝時代の秘宝にも出会える「MGMコタイ」


2018年2月に開業、マカオで二つ目となるMGMブランドのホテル「MGMコタイ(美獅美高梅)」。

客室は1,400室、総工費34億米ドルのIRには、宿泊施設の粋を超えた、まるで一つのラグジュアリーな街が築かれていかのよう。



各ブランドショップをはじめ、劇場やスターシェフがオーナーのレストラン、スパなどのエンターテインメントが、屋内施設に全て凝縮されているからこそ、例え雨の日でもゆったりと楽しむことが出来ます。

ただ豪華なホテルということでは無く、館内にはさまざまなアート作品が置かれていて、なかには清王朝時代に紫禁城の皇帝がコレクションしていた300枚の絨毯のうちの28枚が飾られていたりと、大変貴重なものがたくさん展示されています。⠀

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フロントエリアの一つであるこの空間、ペパーミントグリーンの壁や天井、床はなにから出来ているか分かりますか?
答えは、翡翠(ひすい)!
これだけの規模の翡翠を一般客も訪れるフロントに贅沢に使用するとは、日本ではなかなか出来ないことでしょうね。




また、美術館レベルのアート作品がいたるところに展示されていのも「MGMコタイ」の魅力!
マカオの世界遺産や有名な観光地、建築などを描いた作品《澳門八景系列(Xue Song作)》は、間近くでよく見ると、ただの絵画ではないことに気づきます。



例えば「聖ポール天主堂跡」には、賛美歌の楽譜を切り貼りし、描かれているのが分かります。
他にも、古新聞や経典など、その建築や風景に添った紙を用いるといったアイディアには驚かされました。



幅広いジャンルのアート作品を誰でも気軽に愛でられるなんて、ゴージャスなマカオのホテルならではの試みですよね。
「MGMコタイ」では、一日4回無料のアートツアーも行われているので、宿泊の際に利用するのもおすすめです。



「MGMコタイ」には、マカオ初のスターバックスリザーブ「Starbucks MGM Cotai(星巴克 美獅美高梅)」があるのもご存じでしょうか。
私は昨年、今年と二度も利用。なんと、二年連続でマカオ限定のスタバグッズを購入しています。



海外のスタバをいろいろ巡っていると、店内に飾られているアート作品や壁画にもよく注目しているのですが、こちらでは大航海時代を表すアズレージョが飾られていることにも気がつきました。




故ザハ・ハディド氏が設計、個性光る「モーフィアス」


建築のおける顕著な功績を持ち、女性初のプリツカー賞を受賞した故ザハ・ハディド氏が設計を手掛けた「モーフィアス(Morpheus)」は2018年6月にオープン。

世界トップインテリアデザイナーの一人であるピーター・レメディオスによるデザインで、最上級のプール付きヴィラと6室の2階建てヴィラを含むゲストルーム、スイート、ヴィラは、約770室あります。



残念ながら、今回は宿泊していないので、客室写真がありません。
ですが、エントランスや外観含め、デザイン性の高いラグジュアリーな建築は、マカオでも唯一無二の存在。
1階にあるショップでは、故ザハ・ハディド氏デザインのお土産も購入出来ます。



「ピエール・エルメ・ラウンジ」は中華圏初だそう。お洒落なアトリウムの空間に馴染むユニークな店舗デザイン。

他にも、マカオ初の「アラン・デュカス」のレストランもあり、「モーフィアス」にさえ来れば、多種多様な世界の一流に出会えます。

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館内にはアート作品も豊富。
日本の現代美術作家、大巻伸嗣氏が制作した『Echoes Infinity』は、花鳥風月が散りばめられた作品。⠀
この空間は実際に訪れた方が驚きもあると思うので、「モーフィアス」へ立ち寄ったら一度は足を運んでみてください。



「モーフィアス」は、“不可能な構造物 唯一無二の傑作”と言われるだけあって、華やかなホテルが建ち並ぶ中でもとびきり異彩を放っています。




まるで宝石箱のようなラグジュアリーホテル「ウィン・パレス」
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コタイ地区の高級5つ星ホテル「ウィン・パレス (WYNN PALACE)」は、ホテルオーナーの愛する“花がテーマ”になっている豪華なホテル。

さらには、数多くの現代美術品をコレクションしていることから、館内の至るところに驚くべきアート作品が惜しげも無く展示されています。



統合型リゾートホテルの先駆けとしての存在感は抜群、先ずは入り口まで専用のスカイキャブで移動するという、なんともユニークなおもてなしからスタート。

そしてホテルの中へと踏みいれば、艶やかで豪華絢爛なアートが次々に登場します。



生花や6万個のプリザーブドフラワー、まばゆいゴールドからなる優雅な空間は、観光客も記念撮影に興じるフォトスポットの一つ。
著名デザイナーのプレストン・ベイリーが、「ウィン・パレス」のために制作した巨大な花の彫刻アートは、まさにこのホテルのシンボル。
回転式のアート全体は、周辺の花々とともに六週間ごとに入れ替えするのだとか。度々訪れる観光客の心を飽きさせない工夫さえ感じ取れます。



カラフルなチューリップは、ステンレス製の彫刻作品を得意とするアメリカの有名な芸術家ジェフ・クーンズのアート作品。
ポップで光沢のある色合いだからか、まるでバルーンのように飛んでいきそうと思いきや......実は、2.5トンの重量だそう!



2019年度の「アジアのベストレストラン50」が「ウィン・パレス」で開催されたことを知り得ていたものの、幸運なことに36位受賞の「ウィンレイ・パレス(Wing Lei Palace)」でランチを頂く機会に恵まれました。



「ウィン・パレス」名物のパフォーマンス・レイクが一望出来る、華やかできらびやかな空間にうっとり。
広東料理が世界中の選りすぐり食材と昇華され、目をつぶりながら思わずうなってしまう美味しさ。
料理の一つ一つの味覚や食感、香りを今でも思い出せるくらい、心に深く刻まれています。



マカオ半島でシックなホテルをお探しなら「グランド・ラパ・マカオ」


コタイ地区のホテルの紹介が続いたので、最後はマカオで最も歴史あるマカオ半島のホテルをピックアップ。

マカオ市街とマカオグランプリのコースが見える5つ星ホテル「グランド・ラパ・マカオ(金麗華酒店)」のフロントは、深みのあるブラウンとホワイトを主とした大人っぽい装い。
派手さはないものの、これくらいシックな方が気持ちが落ち着くというゲストもいるのではないでしょうか。



客室の内装はダークカラー。そのなかでマスターイエローの椅子やクッション、ベッドのヘッドボードやフットスローがアクセントカラーに。
全体的にしっとりとした雰囲気ではありますが、壁にかけられた美術品の存在が光っています。
世界遺産が数多く存在する、古き良き時代のマカオ半島を散策した後には、このような空間でゆっくり休むのがベストかもしれませんね。

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とはいえ、「グランド・ラパ・マカオ」のプールの面積は15,000平方メートルとかなり広めで、南国ムードのリゾート感もたっぷり。
プールに滑り台もあるのは、マカオではとても珍しいそうですよ。これならお子様連れのご家族でも目いっぱい楽しめますね。



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