【ロイヤル・プリンセス 地中海とエーゲ海クルーズ 旅行記 Part5】モンテネグロ・コトル(旧市街を巡ってみよう篇)


地中海沿岸諸国の帝国に長年占拠され、2006年5月に独立宣言をしたモンテネグロの街コトル。
モンテネグロの山々とアドリア海の美しい入り江に挟まれた城塞港湾都市は、モンテネグロ観光の玄関口でもあります。
ヴェネチアに支配されていた中世時代には芸術の重要な中心地となり、その当時の面影を残す古い街並みの保存状態が良いことから、1979年にユネスコの世界遺産にも登録されました。



『ロイヤル・プリンセス』で寄港する際は、テンダーボートを利用して上陸。



コトルはアドリア海よりさらに複雑に入り組んだコトル湾の奥に位置していて、テンダーボートの移動中もフィヨルド特有の地形(リアス式海岸の説もあり)に圧倒されます。




港に着くと直ぐ先に城壁、その背後には険しい山岳。さぁ、旧市街への探索が始まります。





頑丈な城壁に囲まれた旧市街地へ
街を囲む立派な城壁は、険しい山岳、海や川による地形をうまく利用しながら造られています。
街へ繋がる小さな入り口は3箇所のみ。西、北、中央と離れた場所に門を構えています。






最も港に近い「グルディッチ門(海の門)」。
直ぐ近くには観光案内所もあるので、地図などはここで手に入れておくと良いでしょう。




海の門に向かって右の壁には、ライオンのレリーフも確認出来ます。
この翼の生えた獅子はヴェネチアの守護聖人である聖マルコのシンボル。かつてヴェネチア共和国の支配下であったことを示しています。




防衛の目的で迷路にように建設された街は地元の人でも迷子になりやすいとか!?
とはいえ、入り口に掲げてある地図を見ても、街全体はさほど大きくないことが分かりますね。



続いては、街中の主要な建物を巡ってみましょう。


迷路のような小道に歴史的建造物が連なる旧市街
「グルディッチ門(海の門)」を入って直ぐには武器の広場。
コトルのシンボルともいえる時計台は1602年に建てられたもので、手前にある四角錐は地震の影響で落ちてきてしまったのだとか。




ローマ・カトリックに教会に属する「聖トライフォン大聖堂」は1166年に建築。
街の守護聖人である聖トライフォンに捧げられた、ロマネスク様式を誇るビザンチン建築です。






「聖トライフォン大聖堂」と同じくロマネスク様式の「聖ルカ教会」(1195年建築)。
当初はカトリック教会として建てられ、現在はセルビア正教会に属しています。
小さな教会の内部には多くのイコン(聖画)が飾られているそうですが、残念ながら見学の時間が足らず...。




比較的新しい「聖ニコラス教会」(1909年建築)。




数々の海軍コレクションを展示している「海洋博物館」。




コトルの街を歩いていると、かつての中世貴族の邸宅(宮殿)が至る処にひしめき合っています。
教会も数多く街中に溶け込んでいて、ぼんやり歩いていると見落としてしまうほど!
レリーフや建築物の定礎銘板を目印にし、地図と照らし合わせ確認しながらの街歩きがなんとも楽しい。




しかしながら、時には地図を頼らず、石畳の小さな路地をぐるぐると巡ってみたりするだけでも十分面白いですよ。








さて、ふと立ち寄ったお店で、コトルにまつわる絵はがきを発見しました。




コトルといえば、この絶景を拝まなければはじまりません...。



後編では、旧市街の素晴らしい街並みをお届けします。



izumin



ロイヤル・プリンセス 地中海とエーゲ海クルーズ 旅行記




ロイヤル・プリンセス(ROYAL PRINCESS)
『プリンセス・クルーズ』史上最大となる14万トンクラス。全客室の80%を占める海側客室は、全室がプライベート・バルコニー付き。海上から40メートルの高さに設置されたガラス張りの回廊「シー・ウォーク」と「シー・ビュー・バー」の他、噴水ショーを彩る「ファウンテン・プール」、洋上初のテレビスタジオ「プリンセス・ライブ」など驚きの新施設が目白押しです。
URL:http://www.princesscruises.jp/ships/royal-class/

プリンセス・クルーズ(PRINCESS CRUISES)
クルーズ業界で最もよく知られる名前の一つであるプリンセス・クルーズは、現在17隻の近代的な客船を運航する、世界的なクルーズ会社。革新的なデザインの客船で、食事やエンターテイメント、アメニティーの豊富な選択肢を、上質のサービスとともに提供。世界的なクルーズ会社のリーダーとして、年間170万人のゲストを世界中の目的地に向け て、4泊から111泊のクルーズを運航。
WebSite:http://www.princesscruises.jp
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