「湯沢・魚沼」エリアを一日で巡れる!日帰りドライブルート・観光スポットの“2019年最新夏プラン”をまとめました
2019年秋に、令和初となる「国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭」が、新潟県で開催。
77日間の会期中、7つのエリアに区分された地域ごとに、それぞれの特色を活かした文化や芸術などを高める事業が催されます。

そのエリアの一つである「湯沢・魚沼」へ8月初旬に訪問してきました。

実は母が新潟県・南魚沼の出身、そして十日町の病院で生まれた私にとっても、小さな頃から親戚や地元の人たちとふれあい、雪国の地域ならではの文化にたくさん触れてきました。


本記事では、私の愛すべき「湯沢・魚沼」を一日で巡れるプランを紹介。

今の季節だけのイベントも含めながら、「湯沢・魚沼」ならではの文化や観光スポットをスケジュール順に紹介していくので、最後の時間軸と重ねてチェックしてみてください。







日本三大峡谷の一つである、「清津峡渓谷」。
その渓谷美を安全に楽しめるようにと建設された「清津峡渓谷トンネル」は、私も小さな頃から幾度も訪れている場所です。

2018年の第7回大地の芸術祭に合わせ、「清津峡渓谷トンネル」は芸術作品《Tunnel of Light》へとリニューアル。
一番奥地にある「パノラマステーション」でのフォトジェニックな写真がインターネットやSNSで話題となり、今もなお遠方からの観光客が訪れる、大人気スポットとなっています。



片道750メートルのトンネルの入り口は一つ。
同じトンネル内を往復して戻ってくることに加え、その終点に「パノラマステーション」があることからも分かるように、先に奥まで一気に進んでしまい、帰りに三カ所の見晴所やパネル展示を楽しむのも良いでしょう。



薄暗いトンネルから眺められる「パノラマステーション」の渓谷美は言葉にもならない美しさ。
シーズンや時間帯にもよりますが、たくさんの観光客がこの場所で撮影に興じているので、ひとり占めで撮影するチャンスに恵まれるのも運次第!?

とはいえ、8時半からの開店タイミング(朝一番に近い)であると観光客も比較的少ないようなので、時間を調整して訪れてみるのもおすすめです。
(私は、「東京駅」を朝6時半頃の新幹線に乗り、「越後湯沢駅」を8時半過ぎに到着、車で20分移動した後に「清津峡渓谷トンネル」へ到着、9時頃に撮影しています。)

床一面には、峡谷から湧き出る沢水が張られており、靴を脱ぎ、向かって右手よりゆっくり歩いて進むような案内も壁に描かれています。 夏時期は冷たい水が気持ちよいものですが、季節によっては足下が冷えるかもしれません。
いずれにしろ、入水して撮影をしたければ、足を拭くタオルなどを持ち合わせておくのがベターです。



第2展望台では、泡のような数々のシルエットに、周囲の風景が投影されていて、近未来な世界観が繰り広げられています。



その先を進めば、柱状節理(ちゅうじょうせつり)といわれる柱状の岩も間近で鑑賞できます。



紅葉の時期になれば、また違った色合いを愛でられると思うと、何度も足を運びたくなりますね。



「清津峡渓谷トンネル」の入坑口手前には、エントランス施設も新たにオープン。



1階にカフェ、ショップ、2階にはトンネル内に湧き出た温泉を利用した足湯が無料体験できる空間があります。



清津川の川原でコーヒーを片手にのんびり過ごしたり、子供と一緒に大自然に触れてみてはいかがでしょうか。





7月下旬から8月の半ばまで毎年開催されている「津南ひまわり広場」のひまわり畑。
約4ヘクタールの広大な大地に約50万本のひまわりが咲き誇り、訪れる人たちの笑顔が溢れる、津南ならではの夏スポットです。



周りに見える雄大な山脈の眺めもふくめながら、新潟の大自然をも満喫。
太陽の方向に顔を向けたひまわりが元気いっぱいに咲いています。



見晴台の上には、記念撮影用のフォトフレームも出現。
ひまわりを見下ろしながら想い出の1ページを撮影してみましょう。



実は、迷路にもなっているひまわり畑。
迷路の順路である角のエリアをうまく利用して、ひまわり越しに撮影するのも簡単です。



見頃を長期間楽しんでもらおうと、畑を3つに分けながら、開花時期をずらすような工夫もしているのだとか。



地元の子供たちによる「かかしコンテスト」の展示も。
和やかで温かい雰囲気のひまわり畑なので、とても癒やされます。



日本の夏の風物詩として、全国のいたるところでも開催されるひまわり畑。
津南のひまわり畑は、「ひまわりウェディング」を催していたり、広場のすぐ近くに駐車場や露店があって便利。
他にも、種の持ち帰りサービスやひまわり写真コンテストもあり、オリジナリティや創意工夫も感じられます。






新潟県の名物ソウルフードといえば“へぎそば”を思い浮かべる方もいるはず。
そば粉のつなぎとして海藻のフノリを使うことで、独特のツルツルとした食感と喉ごし、弾力性を味わえるのが魅力です。

“へぎそば”の名店は、「湯沢・魚沼」の地域にもいくつも存在。
今回は、2017年に新たにオープンした、水田に囲まれた農家レストラン「そばの郷 Abuzaka」でランチタイムを過ごしました。



このお店ならではの特徴の一つとして、ランチではブッフェを堪能できること。
大人1,520円、子供500円(いずれも税別)と、リーズナブルな価格で提供されています。
そのおかず料理のクオリティがとても高く、地産地消の素材を用い、この地域ならではの食材がふんだんに使われています。




例えば、煮染めには車麩や棒鱈、大きな豆の甘煮、漬け物、そして山菜の天ぷらなど、私も母の味で慣れ親しんだ味わいの料理がたくさん!
おそばと一緒に食べるには十分すぎるくらいの、山菜と野菜の惣菜ブッフェを好きなだけ食べられます。




雪国ならではの保存食をふんだんに使用した料理を土蔵から出した大皿に盛り込み、皆で取り分けながら食べるスタイルは、親戚一同が集まる南魚沼の祖母の家でも当たり前にあった光景。
懐かしさも感じられ嬉しくなってしまい、ついついたくさん選んでしまうのでした。




夏の季節ならではのおろし梅を選びましたが、せいろに美しく並べられた“へぎそば”こそがよくあるノーマルスタイル。
一度食べたらくせになってしまうくらい、そばといえば日本一おいしい“へぎそば”をたっぷり味わってみてください。




自社栽培のそば品種「とよむすめ」とフノリを使用している“へぎそば”はお土産でも購入可能。
私も「雪華の蕎麦(乾麺)」を3つ購入しました。自宅に帰ってからも再び味わえる楽しみが増えて嬉しいです!






「十日町明石ちぢみ」とは、新潟県十日町市周辺で製造されている反物のこと。
十日町周辺では、古くから製糸が行われていた歴史があり、京都の西陣の夏反物を元に、明治中期頃から産業として製造、販売されていました。

優れた巧みの技をもつ、十日町ならではの技術を結集し、さらにオリジナル要素を含めて「十日町明石ちぢみ」として開発された経緯があるのだとか。
次第に高級夏着尺として流通し、今もなお人々から愛されています。



緻密に織り上げられた美しい図柄はとても美しく、現代的なパステルカラーの反物はモダンレトロなかわいらしさがあります。




「十日町明石ちぢみ」に関しては、訪問した「きもの絵巻館」のウェブサイトに詳しく紹介されているので、そちらを参考にしてみてください。
また、工場見学も受け入れているそうなので、事前にメールなどでの問い合わせも可能です。




写真で見るよりも、実際に手にとって確かめてみた方が、繊細で薄いのにとても頑丈な反物だと驚き気づくはず。
「国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭」の開催中である11月23日(土)には、「きものの祭典in十日町」も無料で催されるので、そこでも着物ショーなどを楽しめます。





十日町には、縄文土器としては、国内唯一の国宝があるのをご存じですか。

5,000年ほど前の縄文時代中期の頃からの人々の暮らしや、雪国ならではの文化などを学べる「十日町市博物館」には、国宝の火焔型土器(新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器)をはじめとした、貴重な発掘物などが丁寧なパネルとともに分かりやすく展示されています。




「その当時、火焔型土器は何のために、どのように作られたのだろう?」
そんな疑問も博物館にくれば手に取るように分かります。

私のインスタグラムのストーリーズで、火焔型土器の利用方法はどうだったであろうか? を3択回答でフォロワーさんに聞いてみたのですが、やはり半数以上の方々が正解を知らないようでした。

土器が作られたことで、おいしく調理し、食べられるものが増えただけでなく、食中毒も減少したであろうということも考えられています。

また、土器の華やかな装飾からも分かるように、当時の人々はイヤリングやネックレスのような石器装飾も身につけていたりと、身の回りのものに単なる機能性を求めるだけで無く、美しく華やかに着飾ることへの意識の高さをも感じ取れます。



「十日町市博物館」では、先ほど紹介をした「十日町明石ちぢみ」の貴重な着物も展示されています。



伝統文化の歴史を振り返られる貴重なものがたくさん。
時代を経ての受け継がれている、歴史的価値の高いものに触れると、学びもより深くなりますね。



お土産コーナーには手軽な価格で購入できる、「十日町明石ちぢみ」のしおりやコースターも販売。
ご年配の方へのプレゼントにも喜ばれそうなアイテムもあるので、お土産探しにも訪れてみては。








2012年に「越後妻有里山現代美術館 キナーレ」として新たに誕生した現代美術を収蔵した美術館。
2000年より開催されている、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」の舞台でもあります。

単にアート品を展示しているというよりも、敷地や空間全体そのものまでをアーティスティックに表現。
例えば、真四角の建物の中心にある池そのものを視覚アートにした、レアンドロ・エルリッヒの作品《Palimpsest:空の池》は、池の水面に光が反射し、空や建物を鏡のように映しているようにみえる“タイルで作られただまし絵”です。



今年の9月1日(日)までは、期間限定企画として『水あそび博覧会』を開催。
《Palimpsest:空の池》は、水あそび会場となり、子供たちはSUPで遊ぶことができるほか、夏にぴったりの体験やアートなどを満喫できます。



「夏のコラボ甘味屋台横町」では、地元の農家やスイーツ店がコラボしたお菓子を販売したり、ジャム作りや自由工作のワークショップイベントもあります。



水が流れる「ウォーター・ヴィレッジ」で、自分だけの手作りの船を浮かべられたりと、思いのままに自由に遊べますよ。



常設しているアート作品は変わらず人気。
カールステン・ヘラーの《Rolling Cylinder, 2012 (T229)》、栗田宏一の《ソイル・ライブラリー/新潟》、レアンドロ・エルリッヒの《トンネル (T224)》などをはじめ、12作品を鑑賞。





以前から何度か見学しているのですが、改めてゆっくり楽しむも良しですね。
屋内でフォトジェニックな写真を撮影したい方にもぴったりの芸術スポットです。
(別途有料ではありますが、「明石の湯」という日帰り風呂も併設されているので、汗を流してみても!)





最後に訪れたのは、キナーレの隣にある「道の駅 クロステン十日町」。
こちらで、地元ならではのさまざまなお土産品を購入するのにもぴったり。
加えて、欠かさずチェックしたいのが、ギネスブックにも登録された世界最多級の数を誇る《幸せを呼ぶ傘つるし雛》です。



直径2.8メートルの傘に、全長10メートルの雛が吊るされている姿は壮観!
雛の数は12,088個、総重量は350kgにも及ぶのだとか。

真下からの眺めも大迫力。一つ一つの雛が愛らしく、なかには“へぎそば”もあったりとユニークです。




最後に(一日で巡られる、タイムスケジュールも加えています)


「湯沢・魚沼」を一日で巡られるプランをお楽しみいただけたでしょうか?

もちろん、一日で「湯沢・魚沼」の魅力全てを制覇できる訳もなく、郷土料理、温泉、雪国ならではの独特の文化など、他にもたくさん知っていただきたいことは山ほどあります。

2019年9月15日(日)から同年11月30日(土)に開催される、「第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」の期間に訪れると、雪国文化を学ぶワークショップや料理教室、信濃川ラフティング体験、きもの体験、縄文土器や土偶などについて学べるシンポジウムなどがたくさん催されるので、そのタイミングにもぜひ訪れてみてください。

それでは最後になりますが、訪問の参考になるように、時間軸も追記します。
越後湯沢駅付近のレンタカー会社は8時半に開店するので、新幹線の到着時間はその前後に合わせれば良いと思います。
【湯沢・魚沼】日帰りドライブルート・スポット

先のグーグルマップでまとめた、
【2019/8】湯沢・魚沼エリア日帰りドライブルート・スポットのタイトル左上をクリックすると、各スポットの住所や営業時間、ウェブサイトページも確認できます。



また、【2019/8】湯沢・魚沼エリア日帰りドライブルート・スポットは、印刷も可能。
こちらをクリックしていただけると、地図が開くので、必要であればご対応ください。


国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の公式ホームページはこちら
※「第34回国民文化祭、第19回全国障害者芸術・文化祭新潟県実行委員会」のプロモーションに参加中



izumin



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