【#izumanixLOVEczech】ミュシャの『Wander Book(ワンダーブック)』をチェコのお土産にオススメしたい理由


チェコ政府観光局よりお招きいただき、チェコ旅行プレスツアーへ行ってきました。
チェコで巡った各地方都市、観光地などの情報に関しては、先ずは私のInstagramにまとめています。

【#izumanixLOVEczech】インスタグラム

私が現地及び帰国後に毎日チェコの情報を発信し続けているのも、インスタグラムをはじめとしたSNSでフォロワーさんからの感想コメントや応援のメッセージがたくさん届いてるからこそ。
そういう背景もあり、フォロワーさんに向けたプレゼントキャンペーンも実施いたしました。(応募は11/17に締め切りました)

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プレゼントの一つに含めたのが、チェコを旅してきて「これは面白い!」と思い、即決で購入した『Wander Book(ワンダーブック)』。
本記事では、この『ワンダーブック』にフォーカスを当ててながら、プラハのミュシャ美術館の様子をあわせて紹介します。


『Wander Book(ワンダーブック)』って一体どんなもの?


ワンダーブック』に関しては、日本語に訳された公式ウェブサイトがありません。
公式ウェブサイトを開いてみると、チェコ語、英語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、スロバキア語といった言語では自動翻訳してくれるようです。

日本語で紹介がないからといって、決して難しいものではなく、むしろ『Wander Book』の本そのものをご覧いただくと、使い方が一目瞭然!
早速、私が自分へのお土産としても買ってきた『ワンダーブック』のページを開いてみます。



『ワンダーブック』を簡単に伝えると、チェコと近隣国の観光スポットで販売されているカードシール(ワンダーカード)やスタンプを集め、自分だけの観光記録を残しておく、ツーリストログ用収集ブックのようなもの。



例えば、美術館、博物館、庭園、遊園地、洞窟、展望台、ワイナリー、醸造所、工芸所、飛行場などで、ワンダーカードやスタンプの取り扱いがあります。



収集用のワンダーカードを扱うスポットは、チェコで4012、ドイツで944、スロバキアで757、ポーランドで864。
この情報は私の持っている『ワンダーブック』に掲載されていた、2016年11月の情報なので、今はもっと数が増えているかもしれません。



『ワンダーブック』には、22ページに渡ってワンダーカードのあるスポット一覧が記載されています。しかしながら、チェコ語なので読むのがなかなか大変(笑)
ですが、驚いたことに私がチェコで訪れた殆どの観光スポットで、ワンダーカードとスタンプを扱っていたので、先ずは訪れた場所でそれらがあるかを確認するのが良いと思います。



『ワンダーブック』に欠かすことの出来ないワンダーカードなどの存在、実はチェコ滞在数日目に訪れた酒造会社のお土産コーナーに置かれていたワンダーカードを発見したことから始まりました。

今回のチェコ旅参加メンバーの一人、ネタフルのコグレさんが「以前チェコに来た時から、いろんな場所でこのカードが売られているのを目にしているのだけれど、これはなんなんだろう?」と質問をしたからです。
そして、現地を案内しているガイドさんから仕組みなどをしり、その後私たちの同行メンバーの一人がカードを収集するための『ワンダーブック』を購入。



以降、チェコで訪問したさまざまなスポットで必ずといっていいほどワンダーカードを扱っていることに気が付き、併せて記念スタンプも押すようになったのです。



『ワンダーブック』自体にも表紙のデザイン違いがたくさん存在するようで、私はプラハの「ミュシャ美術館」にあるショップで“ヒヤシンス姫”のデザインタイプを見つけて即購入。
そして、「ミュシャ美術館」のみで販売されているワンダーカードもあわせて買ってきました。



ワンダーカードは扱う場所によって多少違いもある? ようですが、だいたい20チェコ・コルナ程度(日本円で100円くらい)で販売。
日本で御朱印を集めたり、スタンプラリーを楽しんだり、カードゲームやデザイン切手などの収集癖がある方にとって、とてもヒットする存在だと思います。

運営している会社は皆と訪問したリベレツの街にあるようで、モダンシックでデザイン性に富んでいる街の雰囲気を知ってるからこそ「なるほどなー!」と思いました。
私も世界中のいろんな観光地でショップカードやパンフレットなどを集める傾向があるので、このようなアイテムを発見出来てとても嬉しいです!
(月末はドイツを旅しているので、そこでワンダーカードやスタンプも集められそうです♩)



プラハの「ミュシャ美術館(Mucha Museum)」でミュシャへ想いを馳せる


さて、私がプラハで立ち寄った「ミュシャ美術館(Mucha Museum)」もチラリと紹介します。
ブルノやフルディムにある「ミュシャ美術館」が取材訪問であった点とは異なり、あくまでも一般の観光客の一人として立ち寄ったので、館内などでは撮影していません。

ミュシャの人生や歴史についても改めて別記事でまとめる予定ですが、ほんの少しだけミュシャの絵に関する紹介を。



チェコ出身の画家ミュシャは、優美で華麗なアール・ヌーヴォー様式をいち早く取り入れた画風で一世風靡していた、パリ滞在時代があります。

その時に手掛けていたのは、主に商業用のポスター。
とはいえ、宣伝する商品自体を大きく扱った作品では無く、美しい女性や植物、花を中心とし、宣伝すべき商品はそっと寄り添い馴染むような存在として描いていました。
それは当時としてはかなり画期的な宣伝手法で、先ずは眩くほど華やかで綺麗な画風で人々の心を深く引きつけていたことが分かります。



このポスターもその一つで、パリからニース(近隣のモナコ)を結ぶ鉄道会社の広告宣伝用のものだとか。



ちょっと分かりづらいので、ブルノの「ミュシャ美術館」のショップで撮影した写真を差し込みますが、ポスターの右下に鉄道会社の宣伝が文字で記されていて、パリからニースまで16時間かかること、乗車金額などがさりげなく描かれていました。
肝心の鉄道自体に関して紹介されていないようにも見受けられますが、どうやら周りにある丸い花々が車輪を表しているようで、女性の表情からも鉄道旅への憧れさえも読み取れるように感じます。

このポスターが描かれた経緯や意図することが気になり、チェコから持ち帰ったミュシャの画集を改めて調べてみたところ...
“A poster advertising railways and adbantages of a holiday by the Mediterranean Sea. In the background, there is a Casino tower in Monte Carlo, a beauty in the centre of the poster is surrounded by natural beauties and azure sea in the background as well. ”
という英文解説を見つけました。
休日に地中海沿岸を鉄道で向かう広告であることは明確で、さらにはポスターの中央にある紺碧の海の先には、モナコ・モンテカルロで有名なカジノタワーが描かれていることも分かりました。
(この「カジノ・デ・モンテカルロ」は、私がこの記事をアップした一週間後、実際に訪れる場所なんです!本場でもチェックしてきますね!)



後生は、チェコの文化継承、繁栄、独立を祈り、16年の歳月をかけて完成させた「スラブ叙事詩」へ力を注いだミュシャ。
パリ時代の絵からも、植物や花を細部に渡って観察した上で丁寧に描き、人並み外れた芸術センスを持ち合わせていたことが分かります。



チェコを代表する作曲家のスメタナにも共通することですが、長きにわたり他国の支配下にあったチェコの状況を変革(独立)しようと、チェコ人の誇りや秘めた想いを作品を通して世に発表しています。
他国からの侵略や征服下にあった芸術家たちは、じっと耐えながらもチェコの独立を目指すため、命をかけてチェコ独自の文化や人々の暮らしを取り戻したいと願いながら、自らの楽器や筆を武器に戦っていたその軌跡の紹介はまた改めて。


ミュシャ美術館(Mucha Museum)

住所:Panska 890/7 | Kaunicky Palace, Prague 110 00, Czech Republic
TEL:+420 224 216 415
営業時間:10:00〜18:00(毎日)

WebSite:https://www.mucha.cz/en/





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