【星のや京都 HOSHINOYA Kyoto】新緑の嵐山で五感を研ぎ澄ますー前編ー 
【星のや京都 HOSHINOYA Kyoto】新緑の嵐山で五感を研ぎ澄ますー前編ー

「現代を休む日」をコンセプトとする和のリゾート、水辺の私邸「星のや京都」。

古より王朝貴族の清遊地であった、京都・嵐山のなかでも一際静けさを感じ取れるエリアに位置し、喧噪を忘れさせてくれる非日常空間が広がっています。




※渡月小橋のたもとにある「星のや京都 上り桟橋」より専用船で優雅に移動(約10分)



2009年の誕生から今年で7年を迎えた「星のや京都」は、2016年3月にラウンジ、庭園、ダイニングをリニューアル。
さらには、アメリカの旅行誌『コンデナスト・トラベラー』誌にて、2015年に続き2年連続で「Gold List」に選出されるという快挙を成し遂げています。


私自身は数年ぶりの再訪となりましたが、「星のや京都」の新たな姿を感じ取れることが出来ました。


それでは、前編記事よりご覧下さい。


風光明媚な嵐山・嵯峨野で出逢う、穏やかなひととき


新緑に囲まれたアプローチを抜けた先は、賑わう嵐山の中心地とは全くの別世界。

嵐山の斜面に創られた池を中心とした「水の庭」では、涼やかな音色もお出迎え。
名工・小島佐一が築いた往時の姿を復元した、山水画のような滝と木漏れ日の織りなすモダンな景観が美しい。




チェックイン後に「Salon and Bar 蔵」へ向かえば、季節に応じた茶の子(おやつ)を楽しむことが出来ます。



私の訪問時は、「亀屋良長」と「星のや京都」が特別にコラボレーションした『オリジナル烏羽玉』を頂くことに。
こちらに関しては、別記事(ippin)で詳しくご紹介しています。


伝統と現代が和やかに交わる憩いの客室空間

京都の豪商、角倉了以が邸宅を構えた場所に、100年前に建てられた旅館を、建築家の東利恵氏のデザインによりリノベーションされた「星のや京都」。
滞在中に一番プライベートな時間を過ごす客室は全室リバービューで、様々な客室タイプが用意されています。



今回は天井が高くモダンなレイアウトが特徴の客室「谷霞 ダブル」を利用。


キングサイズベッド、ゆったりとしたソファ、穏やかな照明...
そして、大きな窓から新緑と川を思いのままに眺められる贅沢空間がたまらない。






長い年月をかけ洗練された文様を継承する「京唐紙」が使用された壁紙。



「京唐紙」は130年も使われてきた版木の上に「胡粉、紅殻、群青、黄土、墨そして雲母など」の顔料を調合して作られた色を重ねて刷られ、文様は「京からかみ 丸二」の職人により刷り上げられています。


いつもなら必ず立ち上げるはずのノートPCもシャットダウンしたままで数時間のんびりと過ごしていたならば...あっという間に日も暮れて。





すっかり癒されてしまった体を起こし、さぁ、夕食へと向かいましょう。


創意工夫を凝らした卯月「五味自在」に舌鼓

「五味自在」を極めた料理は、海外で修行経験も積んだ料理長の久保田一郎によるもの。
長年の経験と試行錯誤の結果、京料理に欠かせない「うまみ」を、これまでの京料理には用いられなかった素材からも引き出し、新鮮で驚きのある日本料理を頂くことが出来ます。




京都伏見で300年以上の歴史をもつ蔵元、増田德兵衞商店による「稼ぎ頭」で先ずは乾杯を。




目の前で繰り広げられるライブ感にそわそわ。
見事な手さばきと共に華やかで絶品な料理が次々と登場し、胃だけで無く目や心も釘付けに...!












艶やかな料理が続くなかで、立春のお椀「鮎女魚小春仕立て」の優しい口溶けに心ほぐされて。
雪解けから芽吹きへ、蕾がほころび始める暖かく柔らかな春を表現しているかのようです。






リニューアルオープン前の休館中には、料理長自らが拘りを持って器や食材を探求したのだとか。
例えば、強肴「牛フィレの炭火焼き」に用いた器もその一つで、左右の空間を独立させながら、温かな料理をずっと食べられるような工夫が凝らされています。






そして、旬の筍を用いた「筍飯」がこれまた...絶品!
日本の春をふんだんに味わい尽くせる料理は、日本人のみならず、海外のゲストにも好評でしょうね。





料理全体の華やぎや美味しさは、以前訪れた時よりも数段にレベルアップしていると実感。
同じ宿泊地を再び訪れてそのように感じることはとても少ないのですが、新たな驚きがあることで、こんなにも嬉しい気持ちになれるのですね。

引き続きの後編では、「空中茶室」や「聞香入門」の様子などをお届けします。




星のや京都 HOSHINOYA Kyoto | 京都嵐山 旅館
住所:京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
TEL:0570-073-066
交通アクセス:<駅から上り桟橋まで徒歩移動が少ないルート>阪急嵐山駅⇒徒歩6分
       <路面電車で眺めが楽しいルート>京福嵐山駅⇒徒歩7分
客室数:全25室 チェックイン:15時 チェックアウト:12時
Website:http://hoshinoyakyoto.jp/




izumin



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