【クイーン・エリザベスの船内へ潜入】クイーン・エリザベスのワールドクルーズが三年連続で日本寄港
175年以上の歴史を誇るキュナードの豪華客船『クイーン・エリザベス』が、ワールドクルーズの行程の途中で、三年連続で日本に寄港。

2016年3月17日の長崎を皮切りに、鹿児島(18日)、横浜(20日)、
そして初寄港の大阪(22日)、広島(24日)、沖縄(26日)の合計6都市に寄港。


※英国女王エリザベス2世に命名され2010年にデビューした3代目『クイーン・エリザベス』(全長294メートル)


3月20日の横浜寄港の際には、報道・メディア関係に向けての船内取材も決行。
ごく限られたプレスのなかで、私も日本のブロガーを代表して、船内に潜入することが出来ました。




※キュナードは、英国王室とのゆかりの深さから、保有客船に女王の名前を冠することを許された、世界で唯一のクルーズライン


※1938年9月、初代『クイーン・エリザベス』の命名・進水式(命名者のエリザベス王妃)


ここ数日のTVのニュースにおいても、『クイーン・エリザベス』の船内の様子も続々と放映されていますが、
私が実際に撮影した写真より抜粋した、約60枚の『クイーン・エリザベス』の写真を順に掲載します。





気分溢れる『クイーン・エリザベス』は、外観のみならず、船内も厳かで優美...!

それでは、12デッキある乗客デッキのうち、先ずは上階の方より順にご覧ください。


ーデッキ11ー
『クイーン・エリザベス』は、175年以上続くキュナード伝統のグリルクラスとして、
宿泊の客室カテゴリー毎に異なるメイン・ダイニングルームを用意。





※デッキ10にある案内札(上階は「クイーンズ」「プリンセス」利用者の専用エリアだと分かる)


洋上最高峰の比類なき体験を堪能できる「クイーンズ・グリル」と「プリンセス・グリル」。
この度の船内取材では、デッキ11にも特別に足を踏み入れることが出来て感動です。











専用ダイニングルーム「クイーンズ・グリル」「プリンセス・グリル」は、一流シェフによる贅をつくしたコース料理を楽しめるとか。

映画『タイタニック』でもあったような、階級別の伝統的なグリルが今でもあることは貴重ですね。
歴史あるキュナードによる、至高のひと時を過ごせることでしょう。



ーデッキ10ー


横浜寄港時に催された、キャプテンによるインタビュータイム。
TV報道用に催されたなかで、メディア向けに対しても幾つかの質問に答えて貰いました。


「昨年横浜へ寄港した際は夜中だったにも関わらず、陸上より多くの観客が青いサイリウムで歓迎してくれて嬉しかった。」と話すキャプテン。


※お気に入りの港はサウサンプトンとのこと!私がいま一番行っていたい港の1つです


※昨年のワールドクルーズでキュナード・ライン史上初の女性船長であったインガー・クレイン・トーハウガ氏の姿も(一番左)


インタビューは「コモドアー・クラブ」で開催。
デッキの最も前方にある、眺めの良いラウンジバーで、海洋をテーマにしたインテリアが施されています。







「コモドアー・クラブ」へ繋がる廊下には、『クイーン・エリザベス』が各寄港地を立ち寄った際の記念品も発見。








スコットランドの造船所では現在存在していない『クイーン・エリザベスⅡ』の貴重な鐘も展示。






屋外に出てみると...開放的なデッキも落ち着いた雰囲気で良いですね。





船の中央にある「パビリオン・プール」が見えてきたので、階下へと進んでいきましょう。


ーデッキ9ー
デッキ9にある2つのプールのうちの一つである「パビリオン・プール」。




※肌寒い日午前中であったのでゲストは未だ利用しておらず


ジャグジーの水温なども表示されています。(一番右にあるのはお手洗いの表示)




私のクルーズ中の楽しみといえば、プールサイドでのんびりと過ごすことなのですが、ここで寛ぐのも憧れです。




「ザ・ヨット・クラブ」は、初代の『クイーン・エリザベス』からその名を受け継いだラウンジ。



270度の視界が広がり、日中のプライベートパーティーなどにも最適だとか。

夜になると、ダンスやカクテルなども楽しめるそうです。




時間が足らず中の方までチェック出来なかったのですが、スパの入口だけを撮影。



この「ロイヤル・スパ」では、どんなコースが組まれているのか気になるところです。


ーデッキ1、2、3ー
デッキ4~8は客室専用ということで、コチラより詳細を確認頂くとして、
引き続き、デッキ1、2、3の様子を紹介します。(各デッキを繋ぐものもあるので、合わせてまとめています)

「グランドロビー」は3層吹き抜けの壮大な空間。



中央にある寄木細工の壁画は、初代クイーン・エリザベスをモデルにしたもの。


作者のリンリー子爵は、英国女王エリザベス2世の唯一の甥にあたり、寄木細工の第一人者だとか。






「ロイヤル・コート・シアター」は3層吹き抜けの劇場。
姉妹船の『クイーン・ヴィクトリア』で大好評のプライベート・ボックス席が取り入れられています。




命名式では、このボックス席の15番にエリザベス女王陛下が着席。



16ある憧れのボックス席は、プロダクションショーなどでも利用可能。
予約制・有料(シャンパン&チョコレート付き/55ドル)とはなりますが、一度はこの席からさまざまなショーを鑑賞してみたいものです。


「ロイヤル・アーケード」の中央には、ビッグベンの時計を手掛けた時計店(DENTO社)による時計。








そして、「エリザベス女王の金の胸像」の先を進むと...。




キュナードならではの広いボールルーム「クイーンズ・ルーム」。




2層吹き抜けの天井にはシャンデリアが輝き、夜は社交ダンス、昼はアフターヌーン・ティーが楽しめる社交場です。




「ブリタニア・レストラン」は2層吹き抜けの華やかな雰囲気のダイニング・ルーム。
デッキ11「クイーンズ」「プリンセス」利用者の専用エリアだったのに対し、こちらは幅広いクラスのゲストが利用可能。






キュナードでお馴染みの英国パブ「ゴールデン・ライオン・パブ」。





昼はフィッシュ&チップスやシェパードパイなどの伝統的なパブ・ランチを提供。
さらには、10種類に及ぶ英国ビールを楽しめるだなんて...今すぐにでも入り浸りたい!!!


そして、私が興味津々であったのが、「キュナード・プレイス」。
歴代のキュナード船の記念品、著名人などの写真が展示されている場所です。











過去には、チャーチルやエリザベス・テイラー、高松宮殿下夫妻など、多数のセレブが乗船した『クイーン・エリザベス』。
過去の貴重な資料などがたくさん確認できるこの一角は、欠かさず確認しておくべきです。


ほかにも気になるものを沢山目にしたので、最後にまとめて貼っておきます。



















ー以上、『クイーン・エリザベス』の船内の様子は如何でしたでしょうか?


2010年10月12日にデビューした3代目の『クイーン・エリザベス』は、
初代をイメージしたエレガントなアールデコ内装が現代風にアレンジされていて素晴らしくて!

どこを巡っていても、感動の連続でありました。





昨年11月5日に発売された、「クイーン・エリザベスの史上初の神戸発着クルーズ」は、
発売日当日のわずか半日で完売したとかで、QE人気の高さを物語っていることが分かりますね。



私は昨年の1月~2月に英国を旅した際、リバプールにある「キューナードビルディング」や、
「マージーサイド海事博物館」でキュナードの資料を拝見していたので「私もいつか...!」という想いも募ります。




『クイーン・エリザベス』で世界一周を巡るワールドクルーズはゆくゆくの憧れではあるのものの、
例えば、私が一番気になっている「英国周遊13日間(2016年6月23日~7月5日)」や「ノルウェーフィヨルド10日間(2016年6月14日~6月23日)」など、多彩なスケジュールを用意。


日本人ホステス・コーディネーターの乗船予定クルーズも用意されています

「ハンブルグ ショートブレイク3日間」であれば、バルコニー付き客室でも57,000円~でも利用出来たりと、
リーズナブルな価格でもクルーズを楽しめるので、詳しくはキュナードのウェブサイトよりご確認下さいね。


なお、この後初入港となる大阪(明日3月22日)では盛大で大規模な歓迎行事を開催。
広島(3月24日)、沖縄(3月26日)の寄港時にも歓迎セレモニーなどが実施されるそうです。


お近くにいらっしゃる方は、“英国風格を象徴した美しい女王の姿”を、是非ともこの目で確かめてみて下さい。


クイーン・エリザベスについて
クイーン・エリザベスは、世界で最も有名な客船の名を受け継ぐオーシャンライナーで、初代は1938年に建造され、1940年に就航。 現在は、2010年10月12日に就航した三代目にあたり、およそ5億USドル(約500億円)をかけて建造されました。 三代目には初代クイーン・エリザベスをイメージした内装が施され、エレガントなアールデコを現代風にアレンジしてデザインされています。 2014年に日本に初寄港。2015年3月に神戸港に二年連続で入港しました。
総トン数:90,900トン、全幅32.25m、全高64.6m、乗客定員:2,801名

>> キュナード・ライン http://www.cunard.jp/



izumin



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