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1度で2度おいしい!キャセイパシフィック航空で行くマンチェスター&ロンドンの旅
 体験ブロガーとしての英国旅レポートをお届けします!



創業1698年、英国最古のワイン&スピリッツ商『Berry Bros. & Rudd(ベリー・ブラザーズ&ラッド)』。

ジョージ3世の時代から現在に至るまで、歴代の国王や女王にも愛され続け、
1955年にエリザベス女王2世、『ベリー・ブラザーズ&ラッド』創立300周年の1997年には、
チャールズ皇太子よりロイヤル・ワラントを授与されていて、現在も保持しています。


※何度もペンキで塗り替えされた外壁が、長い長い歴史を物語っていますね...!


※セント・ジェームス宮殿の向かいのセント・ジェームス街3番地に、300年間変わらずお店を構えています。


なんと!あのタイタニック号にも『ベリー・ブラザーズ&ラッド』の扱う
69ケースものワインやウイスキーが積まれていたとか!(当時の証明書からも読み取れます。)



そんな昔からの貴重な資料を見せて頂いたり、いろんな説明を聞きながら、店内を沢山見学してきました




現会長のサイモン・ベリー氏(左)と、フランシス氏(右)が温かく出迎えてくれて感動!
(八代目のサイモン・ベリー氏は、王室のワイン管理人にも任命されているスゴイ方です!)

本記事では、セント・ジェームス街3番地本店の様子や、地下にあるナポレオン・セラーの写真に加え、
「へぇ!なるほどー!」と、驚くネタを中心にご紹介します。



■店先の看板が...コーヒーミルなのは何故!?



創業以来300年以上もの間、同じ店舗で営業を続けている『ベリー・ブラザーズ&ラッド』。
ボーン未亡人が、1698年に食品、異国の香辛料、紅茶やコーヒーを扱う「コーヒーハウス」として開業。
今もなお、コーヒーミルの描かれた看板が店先に残っています。



■店内のメインルームには“巨大な木製の秤”!



「コーヒーハウス」時代の名残として、今も残る大きな天秤(1756年に設置)。


人ものれちゃうくらいの巨大さ...と思っていたならば、
体重を量ることがファッショナブルだった時代もあり、顧客台帳に体重を記していたとか。




※面白そう...ですが、体重が記録に残ってしまうなんて、女性としてはちょっと恥ずかしいかも(笑)


革張りの顧客台帳に記されている有名人には、イギリス首相のウィリアム・ピット・ザ・ヤンガーをはじめ、
詩人のロード・バイロン、そして、ダンディズムの祖ジョージ・ブライアン・ブランメルも!


※ジャーミンストリートに佇む、ボー・ブランメル像。毎日服装を整えるのに2時間もかけたらしい!



さらには、顧客台帳のなかに、日本の相撲取りの名前も記されているそうですよ。





■ワイン、シャンパン、スピリッツなどはどうやって購入するのか?



店内のメインルームには、ワインなどは殆ど陳列されておらず、
フロントスタッフに好みや予算などを伝え、スタッフが選んだお酒を持ってきて貰う...
というのが、昔ながらの伝統的なシステム。(今でもその手法を好む顧客が多いそう!)


しかしながら、2001年にはセルフサービス用のワイン・スピリッツルームが作られました。





一般客の私にとっては、手にとって見比べられるスペースがあるのは有り難いかも!

ちなみに、ワイン商としては初のオンラインワインショップを1994年に立ちあげたりと...
(今ではオンラインショップ販売は主流になってきていますが、けっこう早いかと!)
古きを守りつつも、常に新しい改革にも挑み続けている点もスバラシイですよね。


続いては、地階へと向かってみます。





■地下にはナポレオン3世も通い詰めていたセラーや貴重なワインコレクション!

目に飛び込んできたのは「ハウスリザーブ」されている、貴重なワインコレクションの数々。
これらは市販用ではなく、客人のお持てなし用に使われるとか。




ほこりが降り積もった様子が時の流れを感じさせますよね...エチケットのデザインも興味深いです。







非売品のワインですが、特別なチャリティーディナーで売りに出されることもあるそう。


階段の途中にも、変わったボトルが陳列されていて、ミュージアムのようです!




※1700年代のワインの空き瓶も発見。



英国に亡命中だったナポレオン3世が1840年代に通い詰めていたという「ナポレオンセラー」。
18世紀初頭に造られたこのセラーでルイ・ナポレオンが密談を行い、フランスへ戻る画策を練ったとか。



この煉瓦造りのセラーでは、今でも時折ワインイベントやセミナー、食事会などが開催されます。



というわけで、私達もちょっと特別なワインテイスティングを体験させて貰いました♪





うぅーん、贅沢!!!歴史のある場所で飲むワインの味は、特別な気持ちにさせてくれます。


英国旅行最終日のなかで、最も想い出に残るひとときは、あっという間に過ぎゆきました...。




現在では英国以外にも、香港、上海、そして日本にも支店がある『ベリー・ブラザーズ&ラッド』。
日本語対応のウェブサイトからもワインに関する色んな情報が読み取れるので、今後も参考にしなくては!


※実は、ワインテイスティング後に頂いたシャンパンがとても美味しくて!!
 エチケットを撮影したのですが、写真がボケていて読み取れず・・・。
 今度、日本支店に伺った際は、オススメのシャンパンなどを教えて頂きたいと思っています。



Berry Bros. & Rudd(ベリー・ブラザーズ&ラッド)



住所:3 St. James's Street London SW1A 1EG
TEL:+44 800 280 2440

WebSite:http://www.bbr.com/
Facebook:https://www.facebook.com/berryswine
Twitter:https://twitter.com/BerryBrosRudd
Instagram:https://instagram.com/berrybrosrudd/
YouTube:https://www.youtube.com/user/berrybrosrudd
Pinterest:https://www.pinterest.com/berrybros/





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 (本企画は、「英国政府観光庁」と「キャセイパシフィック航空」によりご招待頂きました。)