憧れのアラスカクルーズを新造船「スター・プリンセス」で。
未知なる大自然と氷河、息をのむほど美しいフィヨルド、感動的な野生動物の遭遇。
日常を離れ、地球のありのままの姿に出合う極上の船旅へ。
アラスカクルーズといえば、「いつか一度は行きたい」と想いを馳せる方も多いのではないでしょうか。

プリンセス・クルーズの次世代スフィア・クラス2隻目として、2025年10月にデビューした期待の新造船「スター・プリンセス」。総トン数17万7,800トン、乗客定員4,300名、環境に配慮した次世代の液化天然ガス(LNG)燃料に対応した二元燃料船でありながら、船内は“光と寛ぎ、没入感”を追求した革新的な空間づくりが印象的。まさに新時代を象徴する客船です。
2026年5月3日(日) より、待望のアラスカクルーズがスタート。この度シアトル発着の航路に初乗船してきました。


今回の航路は、アラスカ州のケチカン、ジュノー 、スキャグウェイ、そしてカナダのビクトリアを寄港地に含んだ8日間のスケジュールで、ドーズ氷河のエンディコットアームを船上より鑑賞できるハイライトが含まれているコース。
日本からも直行便で行きやすいアメリカ・シアトルより、比較的短期間でアラスカエリアを楽しめることから、海外クルーズが初めての方でもトライしやすいと思います。
※本記事では、船内施設をメインにご紹介します
スフィア・クラスの客船「スター・プリンセス」を象徴する空間へ
17デッキ「ザ・ドーム」

船首の最上部にある本格的なガラス張りの施設「ザ・ドーム」 は、ギリシャのサントリーニ島にインスパイアされた、多層階のガラスドーム空間。
日中は自然光を浴びながら、ゆったりと寛げる快適なウェルネス空間として。夜になれば装いも新たに、多彩なショーを楽しめる鮮やかな多機能施設へと変化します。
心地よく流れる時に身を委ね、穏やかな楽園リゾートで過ごすような至福のひととき。そんな贅沢な場所には、自然と人々が集います。

16歳以上の大人が利用できる落ち着いたエリアなので、静かに過ごしたい方にもぴったりです。
アラスカクルーズ中は、日没時間にあわせたショーがマジックアワーとの時間帯と被っていたことから、ガラスドームならではの自然光の演出にも心奪われます。
7・8・9デッキ「ピアッツァ」

スフィア・クラス(球体)のネーミング由来でもある「ピアッツァ」は、船体中央部からせり出ているガラス円球型の3層吹き抜けのアトリウム施設。
各フロア毎に円形ソファがぐるりと周囲を囲み、可動式の最新大型LEDモニターでは、イベントならではの華やかな演出映像も流れます。



プリンセス・クルーズならではのキャプテン主催のウェルカム・パーティーもこちらで開催。
美しく輝くシャンパンウォールが、特別なクルーズの夜をより華やかに彩ります。
以前、姉妹船の「サン・プリンセス」でもパーティーは体験済みですが、より没入感に酔いしれることのできる最新式のサプライズ演出も。
伝統的な気品はそのままに、華やかなデジタルアートや光との一体感に酔いしれることができます。
7・8デッキ「プリンセス・アリーナ」

デッキ7・8の船首にある「プリンセス・アリーナ」は、最新の舞台装置に加えて、270度に広がる客席が特徴的な施設。
中央には昇降式ステージを備えており、舞台と客席との距離感も近く、目の前で繰り広げられるダイナミックなパフォーマンスに大興奮!
ショーによっては、観客も一体となって踊るようなエンターテイメント演出があって、子どもから大人まで楽しめます。


例え同じショーを繰り返し鑑賞したとしても、席が替わることで見えてくる世界観もぐっと変わってきます。
Illminate、Meridian、Viva la Musicaなど、その日ごとに違う、心ときめくショーをお楽しみください。
大人だけのためのプレミアム時間を過ごせる「サンクチュアリ・クラブ」




リラクゼーションと安らぎを追求した新しい特別プログラム「サンクチュアリ・コレクション」を導入したスター・プリンセスでは、デッキ19後方にあるリトリート・エリア「サンクチュアリ・クラブ」も利用できます。



サンクチュアリ・クラブは、大人(16歳以上)のための専用施設。プールやジャグジーをはじめ、豪華なラウンジインテリア、プライベートカバナが備わっています。
体を優しく包み込んでくれるふかふかのラグやクッション、おしゃれなラウンジチェアなどがいくつも並んでいます。
一般エリアよりもより落ち着いたスタイリッシュな空間で、大人だけのための至福の時間を過ごせます。


日々さまざまな特別イベントが組まれており、私が利用した昼間の時間帯は、メキシカン風のオードブルやフルーツなども用意されてました。


ここだけのユニークな演出の一つとして特に注目したいのが、バーカウンター横のグリーンウォールに掲げられた黄金の鐘。チリンと鳴らしてみたならば、熊さんの手からシャンパンが!
この粋な仕掛けに周囲の人たちも巻き込まれながら、驚いたり笑ったり。この鐘はいつでもある訳ではないので、見かけたときはぜひ鳴らしてみてください。
(シグネチャー・コレクション・スイート(80室)、ジュニア・スイート(123室)、プレミアム・デラックス・バルコニー(12室)の3タイプの客室カテゴリーが対象。*今回は特別に潜入)
洋上で味わう、充実の新スペシャリティ・レストラン
スター・プリンセスで注目されるのが、革新的な進化を遂げた「食」ではないでしょうか。
日本を周遊するダイヤモンド・プリンセスでお馴染みのレストランよりもさらに充実したラインナップ!
数多くの受賞歴がある有名シェフとのコラボレーションを楽しめるレストランを含め、30もの魅力的なレストランとバーが揃っています。
ラブ・バイ・ブリット(定員:74名)



世界的なポップアーティストの第一人者、ロメロ・ブリット氏とのコラボレーションによる、愛とアートをテーマとしたレストラン「ラブ・バイ・ブリット」。
スター・プリンセスの後方17デッキにあり、一面のガラス窓から広がる船尾の眺めも堪能できる、優雅でロマンティックなロケーションに心躍ります。




マイアミ育ちのブリット氏による、普遍的な愛の調和をテーマとした世界観は、テーブルウェアやメニュー、内装までいたるすべてに反映されています。



愛とアートが美食と見事に融合されて、一皿ずつがまるで芸術作品のよう!
どの料理にも必ずハートのデザインがアクセントとして加えられていて、味覚だけでなく、視覚からの遊び心と演出にときめきます。
食事は日本人でも食べやすいポーションで、前菜からデザートまで心地よく楽しめました。


船内のレストランのなかでも座席数が少な目で、その数はわずか74名限定。
大切な人との特別なお祝いや記念日、ハネムーンなど、カラフルで愛に満ちた時間を過ごしたい方にぴったりです。
ブッチャーズ・テーブル・バイ・ダリオ(定員:120名)

イタリア・トスカーナ州で8代続く精肉店を営む肉職人、ダリオ・チェッキーニ氏によるスペシャリティ・ビストロ「ザ・ブッチャーズ・ブロック・バイ・ダリオ」。
最大の見どころは、大きなかたまり肉を掲げながら登場する圧巻のパフォーマンスと、客席の目の前で行われる豪快なカット演出に尽きます。


ダリオ・チェッキーニ氏がプロデュースした風味豊かなオリーブオイル、厳選されたワイン、肉の旨味を引き立てる特製のハーブ塩なども合わせ、付け合わせはシンプルに調理されたポテトやアスパラなどが提供されます。


先ずはオリジナルの赤ワインからスタート、最高の焼き加減でオーブン調理された牛肉が、各部位ごとに運ばれてきて、魅せる演出によって客席の目の前で鮮やかにカットされていきます。


どの部位もおいしく食べられるよう、各テーブルに出来立てを運んでくれるだけでなく、食べやすいサイズで提供してくれるので、最後の一口まで心ゆくまで楽しむことができます。全部位をすべて食べきるためにも、必ずお腹を空かせておきましょう。
キャッチ・バイ・ルディ(定員:125名)

プリンセス・クルーズ料理部門トップのルディ・ソダミン氏監修のシーフードレストラン「キャッチ・バイ・ルディ」。
人気のロブスター、オイスター、カニをはじめ、洋上トップクラスの新鮮な海の幸をふんだんに使用した魚介料理を食べたい時に迷わず予約したいレストランです。



贅沢なシーフードとワインのペアリングは、まさに洋上ならではの至福のひととき。
なかには魚をモチーフにした遊び心あふれる演出も。ただ味わうだけでなく、見た目から楽しめるのも嬉しいですよね。
オーダーに迷ったら、本日の魚介料理を選ぶのもおすすめ。
美しく盛り付けられた魚介のオードブルから、豪華なメインディッシュまで、一口ごとに海の恵みが口いっぱいに広がります。




他にも、プリンセス・クルーズお馴染みの「クラウン・グリル」「サバティーニ」そして、いまダイヤモンド・プリンセスでも話題の「マコト・オーシャン」など。
一週間ほどの乗船では全てのレストランやグルメを制覇することは難しいくらい、多彩な食の選択肢が用意されています。
贅沢に楽しむための料金プラン「プリンセス・プレミア」
「クルーズ代金とは別に、船内でお金を使うのが心配…」
「有料のスペシャリティレストランや美味しいお酒を、我慢せずに満喫したい!」
クルーズ乗船中になにかと気になるのが、基本のクルーズ料金にプラスアルファかかる料金ではないでしょうか。
スター・プリンセスの充実したスペシャリティ・レストランを最も賢く、贅沢に楽しむための鍵こそが、料金プラン「プリンセス・プレミア(Princess Premier)」です。
1泊あたり50,000円相当のサービスを一泊あたり約14,000円で提供してくれる追加プランですが、実は通常カバーチャージのかかるスペシャリティ・レストランでのお食事も「プリンセス・プレミア」のパッケージに含まれており、“回数無制限”の追加料金なしで利用できます。



「プリンセス・プレミア」のなかで個人的に魅力を感じるのが、1杯20ドルまでのワイン、プレミアムカクテル、シャンパン、ビールが1日何杯でも無制限でオーダーできること。
レストランでのオーダーだけでなく、バーにふらりと立ち寄って一杯。なんてことも気兼ねなく楽しめます。
他にも1名4デバイスまで接続可能な無制限高速Wi-Fiメダリオン・ネット 、チップ「クルー・アプリシエーション」 、寄港地観光クレジット、フォトパッケージ (デジタルデータ無制限、印刷3枚)など、さまざまなサービスが含まれていますが、詳しくはこちらよりご確認ください。
各デッキのプールデッキにも注目!
船内施設のなかでも、屋外デッキのプールとジャグジーで過ごす時間を楽しみにしている方も多いはず。
スター・プリンセスは心地よく過ごせる屋外デッキが複数あり、大勢の乗客が一か所に集まることなく、分散して過ごせることから、どの場所でも混み合うことなく、ゆとりを持って寛ぐことができます。
8デッキ後方「ウェイク・ビュー・プール」



8デッキ後方にある、「ウェイク・ビュー・プール」 は、海をより近くに感じられる臨場感のあるインフィニティープールが魅力です。
シアトル出港時や気温が高いエリアでは、多少混み合うことはあっても、防寒着が必要なアラスカ沖航行中だと利用者は少なめ。穴場のプールや撮影スポットとしても覚えておきたい場所です。


大切な人と航跡を眺めながらぼんやりと過ごす、ただそれだけでも贅沢な時間を味わえます。
この場所に来れば、日常の喧噪さえも忘れさせてくれるはず。
17デッキ「リド・プール」

17デッキ「リド・プール」は、船内のなかでも比較的大きなプールやたくさんのジャグジー設備が備わり、イベントや映画鑑賞など、多彩なプロジェクトが組まれるエリアでもあります。




プールの周りには、気軽にオーダーしやすいピザやタコス、ハンバーガーをはじめとしたグリルなどが揃います。

特に出航の瞬間を祝い合うセイルアウェイ・ショーでの盛り上がりは必見!
音楽やダンスとともに、大勢のゲストとスタッフが一緒になって大はしゃぎするひと時をぜひ楽しみましょう。
16デッキ「シー・ビュー・テラス」



「ザ・ドーム」から繋がる屋外エリアである「シー・ビュー・テラス」は、アラスカ沖航行中はクローズとのことでしたが、天候の良い日中にオープンしていました。意外と穴場のスポットなので、クルーズ中は定期的にチェックしてみても◎
より快適で充実した船内施設

スター・プリンセスの船内は従来の客船に比べて、ゲストの導線や心地よさを意識しながらレストランやショップなどの施設を配置しているように思います。



例えば、ショップ(The Shops of Princess)は、2デッキ、540㎡以上にまたがるアーケード形式。洋上初登場となる25 以上の新たなブランドを取り扱うショッピングエリアとして展開しています。
ショップが一直線上に並ぶことで、以前よりも位置関係で迷うことなく、より把握しやすいです。


洗練されたオリジナルデザインのグッズをはじめ、アラスカクルーズならではのご当地土産など、旅の記念に選びたくなる充実の品揃え。
ここ数年の傾向からみても、全体的によりデザイン性が高く日常での使い勝手も良さそうなアイテムが多く販売されています。
先に紹介済みの デッキ7・8・9「ピアッツァ」のエリアに関しても、3層吹き抜けのアトリウムを中心に、オープン形式のバーやカフェ、レストランを複数配置していて、通りすがりでも気軽に利用しやすい雰囲気◎











なかでも私のお気に入りは、「インターナショナル・カフェ」。
「ピアッツァ」とブッフェレストラン「イータリー」とを結ぶ場所にあり、いつも大勢の人たちで混み合っています。
24時間営業なので、例えば早朝出発の寄港地巡り前に軽食をいただくのにも都合が良いです。



もう少し落ち着いて食事をしたい時は、6・7デッキにあるメイン・ダイニングを利用してみても。
今回は朝食のみ利用しましたが、基本のクルーズ代金に含まれているレストランとして、ディナータイムでも重宝します。

9デッキのビュッフェは、外につながるプロムナードデッキとダイレクトに繋がっています。
潮風を浴びながら気軽に食事を楽しめるプロムナードには、テーブルや椅子、ソファなどが数多く用意されていて、実は気温が低めのアラスカクルーズ中でも、たくさんのゲストが集まる人気のスポット!
その理由は、船内と屋外の行き来がしやすく、体が冷えたら中にはいって暖を取ったりしやすいから。


スター・プリンセスの船内をくまなく巡ってみて感じたのは、海の景色を楽しみながら、自然とリラックスした時間を過ごせるような、工夫された空間づくりが多かったこと。
いたってシンプルなことかもしれませんが、長旅のクルーズ旅行では、とても大切なことのように思えます。
このような配慮に気付けたのも、クルーズ旅の経験をいくつも重ねてきたからかもしれません。
客室「海側デラックスバルコニー」
乗客定員4,300名のスター・プリンセスは、サンクチュアリ・コレクション対象客室のスイート80室、ジュニア・スイート123室、デラックス・バルコニー12室を筆頭に、合計2,157室の客室が備わっています。
今回は、客室全体の半数ほどを占める海側デラックスバルコニーに宿泊。写真に沿ってご紹介します。

客室内は淡いベージュや木目調、ホワイトを基調とした洗練されたイメージ。
クッションや絵画はブルー系統で統一。アクセントカラーが加わることで、スタイリッシュでおしゃれな空間が広がります。



快適な睡眠を追求した「プリンセス・ラグジュアリー・ベッド」 は、ふかふか。
左右のベッドサイドには、客室の照明スイッチボタン、手元を照らすライト、コンセント、USB充電ポートが備わっています。

クルーズと言えば、やっぱりバルコニー付きに限ります。
想像していたよりも広めのバルコニーだったので、朝食や軽食をここでいただくことも多かったです。


食事や飲み物のオーダーでは、もちろん専用アプリの「オーシャン・ナウ」を大活用。
プリンセス・クルーズといえばメダル型端末「メダリオン」との連動で、さまざまなサービスを受けられるのが嬉しいですよね。
もちろん客室のプライベート空間へのお届けでも大丈夫、自分の居場所まで届けてくれるのがとても便利です。


今回は料金プラン「プリンセス・プレミア」に申し込んでいたので、お気に入りのサーモンサラダやブリトーだって無料で届けてくれます(*一部は有料ですが、ほとんどが無料)




大きなミラーの前にあるデスクのサイドには、コンセント、USB充電ポート、電話。引き出しもたっぷり収納可能。
引き出しには独立式のヘアドライヤー、小型の冷蔵庫も備わり、デスク周辺に日常で使うものがきちんと集まっていて使い勝手が良いです。



すりガラス式のクローゼット、その横には複数の引き出しがあり、ロングクルーズでも安心の収納力。
入口から直ぐの通路にそって、大型ミラーとクローゼットや引き出しが平行して設置されているなどの工夫も。
無駄なスペースを作らず、全体的に導線をきちんと活かした工夫も感じられます。


ガラスドア式のシャワーブースは、よくあるカーテンタイプと比べてかなり使いやすく、水温、水量の変更に関しても、ひと目で分かりやすいタイプ。
必要最低限のシャンプー、コンディショナー、シャワージェルも、壁掛けタイプで備わっています。

洗面台はより快適でスタイリッシュな空間となり、靴下やハンカチなど、ちょっとしたものも洗える大きさの洗面ボール。
水洗トイレのボタンは、指先ほどの丸サイズ。これまでのタイプよりもプッシュしやすい点も◎


従来の客船よりもさらに心地よさを追求した洗練された客室は、どこもかしこもピカピカで高級感に溢れています。
大切な人と一緒にリラックスしたプライベート時間をお過ごしください。
※「海側デラックスバルコニー」以外の客室に関しては、こちらよりご確認ください




現在もアラスカの大自然を航行中の新造船「スター・プリンセス」より、最新の船内レポートをお届けしました。
最新鋭の設備と至高のホスピタリティが織りなす、比類なきクルーズ体験。
大海原を眺めながら過ごす快適で豊かな時間は、まさに心まで満たされる至福のひとときでした。
あなたもスター・プリンセスで極上の船旅を叶えてみませんか?
取材協力:プリンセス・クルーズ(リンク貼る)
