【PR:富山・高岡を知ってみよう】私が高岡で出会った人たち、自然、伝統、暮らし ー前篇ー

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2015年に北陸新幹線が開業し、東京からも二時間半弱でアクセス出来るようになった、富山県高岡市。

富山県の北西部にある高岡市は、慶長14年(1609年)に加賀前田家2代当主前田利長公が高岡城を築城し、城下町として発展した。
その際、鋳物師の職人を全国から呼び集めたことで商工業の町となる。

また、穀倉地帯を控え、米や物品を運ぶ為の良港を持ち合わせた上で、米や綿、肥料などの取引拠点となり、“加賀藩の台所”として隆盛を極める。

そして400年経った現在でも、時代の流れに寄り添った伝統工芸が受け継がれていることから、高岡と言えば、それらの歴史遺産と日本遺産認定を受けた文化財を活かした地域作りも魅力の一つだろう。

さらに付け加えると、美しい自然を拝める雄大な国定公園や、今年で連載50周年を迎えた「ドラえもん」の存在も欠かせない。

本記事より2記事の連載形式で【私が高岡で出会った人たち、自然、伝統、暮らし】などにフォーカスしながら、高岡へ移住された方々の背景や働き方、地域ごとの魅力などを紹介しよう。

目次

夢と希望の結晶、老舗和菓子店「大野屋」の高岡ラムネ

「大野屋」は180年以上続く老舗和菓子店。
本店は伝統的風景が残る高岡・山町筋で代々受け継がれ、今では高岡のみならず、富山空港、富山駅、日本橋とやま館などでも、この愛らしい《高岡ラムネ》を手に取ることが出来る。

今から約2年前、鋳物メーカーの「能作」へ足を運んだ際に自腹で購入した《高岡ラムネ》の可愛らしさと創造性に感動した私は、その後直ぐさま、ぐるなびのippinへ寄稿。

【ippin】鋳物とお菓子の美しいコラボ!富山県高岡市で見つけた「大野屋×能作 高岡ラムネ」

「歴史ある和菓子屋のはずなのに、ずいぶんと斬新かつ現代的で、いろんなアイディアが詰まっているラムネ!」
当時からそう感心しきりだった私は、この《高岡ラムネ》を考えた人にずっと会ってみたかった。

「大野屋」のインスタグラムからコンタクトを取ってみたところ、現当主で9代目を迎えた「大野屋」の長女である大野 悠さんが発案者の一人であったことが分かる。

彼女は今でこそ「大野屋」の企画担当として家業を継いでいるが、金沢美術工芸大学・大学院へ進学し染色や織物などを学んだ後、東京のアパレルメーカーでテキスタイル(生地、織物)のデザイナーを数年勤めた後、母校で講師をしていた。
そして結婚を機に、地元・高岡へ帰ってきたUターン移住者でもある。

《高岡ラムネ》は、金沢で講師をしている最中、週末は高岡へ帰省し家業を手伝いながら考案し、2012年12月より販売。
ラムネ製造は木型を使用し、一つずつ自社で手作り。パッケージデザインは学生時代の同級生によるものだとか。

若い世代に和菓子離れが進む中で、元々落雁用として使っていた木型を用いて作った《高岡ラムネ》。
「伝統を活かしつつも、手にとって貰いやすいようなお菓子を届けたい」という願いも込められている。

《高岡ラムネ》は、大野さんと同級生で知恵を絞り、双方のセンスを取り入れて共同開発をした、夢と希望の結晶だ。

落雁用にあった小さな貝殻木型のままで作られた、国産しょうが味(現在は国産柚味に変更)の「貝尽くし」が最初の原点。
「貝尽くし」は古来から人気の吉祥文様で、貝は古くから貨幣として使われたり、中国八吉祥のひとつにほら貝があることからも分かるように、宝物や縁起物の象徴でもある。

国産しょうが味の「宝尽くし」も吉祥文様のひとつであり、これら2種から《高岡ラムネ》をスタート。
今では季節限定のものを加えて11種類も存在するそう。

すぐれた地方産品を発掘し海外に伝える経済産業省のプロジェクト「The Wonder500」に選ばれたことにも納得出来る。

「高岡は小さい町ではあるが歴史と一緒に文化が根付いている。路面電車で富山湾の海にも気軽に行けたりする楽しさもある。若い人たちもこの高岡の町で元気に頑張っているところを伝えていきたい」

そう話してくれた大野さん。

若かりし頃は、代々続く伝統に重荷を感じながらも、そこから飛び出して都会や勤務先でさまざまなことを吸収。
それらの経験をしっかり“生かし”て、今を“生きて”いる大野さんは、私の元アパレル時代の同僚や新たな分野にチャレンジし続ける友達らと重なる部分があった。

初めてお目にかかったのにも関わらず、前から知っていたような不思議な感覚になれた素敵な出逢い。
きっとこれも、何かに導かれたご縁に違いない。

大野屋 高岡木舟町本店

高岡のヒーロー!連載開始50周年を迎えるドラえもんに会いに行こう

「ドラえもん」の作者である漫画家、藤子・F・不二雄さんは、富山県高岡市出身。

藤子さんの故郷である高岡市と射水市を結ぶ万葉線「ドラえもんトラム」は、「ドラえもん」の生誕100年前を記念して、2012年9月に運行をスタート。

今や町を彩る路面電車の一つとして、ひときわ光る存在感さえ放っている。

ドラえもんカラーの外観のみならず、車内も「ドラえもん」一色!

キャラクターたちやひみつ道具も描かれている。

万葉線の全てが「ドラえもんトラム」という訳では無いので、どうしても乗車してみたければ、時刻表を調べておくと良い。

高岡で「ドラえもん」に会えるスポットは他にいくつもあって、高岡駅北口を出て直ぐの「ウイング・ウイング高岡」前にある《ドラえもんの散歩道》では、ブロンズ像のキャラクターたちが出迎えてくれる。

皆さまもご存じであろう「ジャポニカ学習帳」。
実は販売元であるショウワノート株式会社(元・昭和紙工株式会社)は、1947年に高岡市で創業。

地元ならではのノートの一つとして、《ドラえもんトラム自由帳》といった変わり種まで販売されている。

B5サイズの《ドラえもんトラム自由帳》の裏表紙には、高岡市や「ドラえもん」についての紹介もある。

話を膨らませると、ショウワノート株式会社高岡本社工場の直ぐ近くには、新高岡駅から徒歩15分の距離にある総合公園「高岡おとぎの森公園」があり、その敷地内には「ドラえもん」のキャラクターたちが勢揃いをした《ドラえもんの空き地》が存在している。

藤子・F・不二雄さんの軌跡を巡れる「高岡市 藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー」。

彼の出身校である「高岡工業高校」へ行くには、《タケコプター》や《どこでもドア》が無くとも、万葉線で気軽に足を運ぶことができる。

高岡取材中の私も、便利な万葉線には幾度かお世話になった。

目的地へ向かう為、あらかじめ「ドラえもんトラム」の時刻表をしっかり調べていた私とは対照的に、偶然タイミング良く「ドラえもんトラム」に乗車出来ると分かった地元の少年は、乗車前に何度も小さくガッツポーズをしていたのが心に残っている。

この高岡の町でも、「ドラえもん」はいつだってみんなのヒーローであり続けているのだ。

万葉線|ドラえもんトラム
ショウワノート株式会社
高岡おとぎの森公園

道の駅「雨晴」より大自然を愛でる、雨晴海岸越しの立山連峰

国定公園「雨晴海岸(あめはらしかいがん)」は、万葉集で「渋谿(しぶたに)」と詠まれた高岡の景勝地。

冬は曇天の多い富山だが、晴れ女の私らしく、富山湾越しに広がる立山連峰をきっちり拝んできた。

JR氷見線と海越しの立山連峰を望む絶景は、撮り鉄のあいだでも有名な撮影スポット。

標高3,000メートル級の山々を海上から望むことが出来るのは、世界でも3ヶ所と言われているそうで、「雨晴海岸」からの眺めもその一つである。

だからこそ、高岡で大自然を感じたい方のみならず、高岡を訪れたら「雨晴海岸」は欠かせないと言っても過言ではない。

何より便利なのが、JR氷見線雨晴駅から徒歩5分にある道の駅「雨晴」より、フォトジェニックな一枚を誰でも簡単に撮影出来ること。

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