IZUMANIX


多民族と多文化が行き交うマレーシアでは、何と言っても“多彩なグルメレパートリー”が魅力。

マレーシア滞在の中日には、首都クアラルンプールで中華料理をメインにTryすることに!
日本人にとっても馴染みやすい、ほっと一息つける味わいの2店をご紹介します。


■エビ好きにはたまらない!名物の特大エビそばを堪能



インビ通りの裏手にある、地元の人たちで賑わう中華料理店、ソー・キー・レストラン。
日本のガイドブックに掲載されていることもあって、KLを訪れた日本人観光客が足を運ぶことも多いとか。


吹き抜けの店構えだけに、すぐ目の前には厨房が...これぞ真のライブキッチン!






特にイチオシの料理は2つあるそうで、先ず最初に頂いたのは、エビそば(Prawn noodle)。
パリパリの硬麺の上に、大きなエビとトロッとした濃厚なあんかけがトッピングされています。



麺にじゅわーっと絡むたっぷりのあんかけソースが特に絶品で...
エビ味噌の旨味にふわっとした卵、ほんのり効いたジンジャーの風味が見事に調和。

日本人好みの優しい味わいだから、濃い味付けやスパイシー系の料理が苦手な方にもオススメ出来ます。


続いては、ペーパーチキン。
クッキングペーパーで巻いたチキンを、油でザッと揚げているみたい。
しょう油ベースのジューシーなチキンは、ビールのお供にも最高でしょうね!!




オープンエアーでローカル色な雰囲気満載のお店だけに気になる価格帯ですが、
どうやら、エビそばだけは比較的お高めの様子...


※壁の奥には、ホワイトボードに書かれたメニューもあるので、欠かさずチェックを!

それでも日本で食べるのと変わらないくらいの金額なので、エビ好きとしては抑えておくべきです。

偶然ではあるものの、私が来訪したほんの数日後には、日本の外食業界のメンバーも訪れていたようです。
KLで美味しい料理を食べ歩きする際には、欠かせないレストランなのでしょうね。


Soo Kee Restaurant(大樹頭蘇記炒粉)
住所:14, Medan Imbi, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, Malaysia
Facebook:https://www.facebook.com/pages/Soo-Kee-Mee/




■食べ過ぎの胃もホッと安らぐ、潮州系のお粥専門店



地元のガイドさんに「サッパリとした手軽な料理も食べたい!」と伝え、教えて貰ったのが、潮州粥家。
潮州粥をメインに、多種なお総菜をチョイスしながら頂くスタイルのお店です。



ずらりと並ぶ特製お総菜の数々。あぁ、目移りしてしまう。
一つずつのお総菜ごとに使用している食材数はシンプル。野菜、豆、肉など、お好みで選べます。




メニュー表も撮影してみたのですが、英語ではないので全て正確には分からず^^;
選ぶお総菜の内容によって少しずつ金額が異なるようです。




私の場合、お粥とお総菜をあわせても一人約300円位の価格で食事することが出来ました。



セレクトしたのは、ザーサイ、湯葉、豆、ほうれん草、豚肉と野菜を蒸したもの。
水分多めのお粥にお総菜を少しずつトッピングをして、自分好みのテイストに。

熱々のお粥というよりは、日本の冷やし茶漬けにも近しいかな??
蒸し暑い気候でも、サラサラーッと食べられるのが良いですね♪


夕方前に訪れたので、店内は比較的空いていたのですが...
ショップカードを受け取り真っ先に驚いたのが、お店の営業時間!



なんと!毎日朝方4:45まで営業しているとか!!!
どうやら、夜になってこの界隈で飲み歩いた方が、〆にお粥を食べに来ることが多いそうです。
日本では「呑みの〆はラーメン!」なんてパターンも多いのに、随分ヘルシーではありませんか。

ちなみに、朝は11時よりスタート。
朝ご飯にお粥を...という訳でも無さそうですね。うーん、奥が深い!
連日の食べ歩きが続き、胃腸の調子をそろそろ整えたい!という時にも最適です。


Kedai Makanan Teochew (Porridge Restaurant / 潮州粥家)
住所:274 & 276, Jalan Changkat Thambi Dollah (Jalan Pudu), 55100 Kuala Lumpur, WPKL, Malaysia


※通り名である「Jalan Changkat Thambi Dollah」を示す地図です。
(実際のお店の位置は、ポイントの示す場所よりセブンイレブンを通り過ぎ、そのまま1~2分歩いたところ。)


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ペナン入りする前日、半日という短い時間ながらも駆け足で巡ったKLの名所を少しだけご紹介!

1897年に建てられた、スルタン・アブドゥル・サマドビル(旧連邦事務局)。
イスラム建築を取り入れたムーア様式は、当時イギリス領マラヤでの最高傑作ともいわれ、
現在では、週末や休日の夜になるとライトアップも楽しめます。




旧連邦事務局の向かいには、1957年8月31日にマレーシアの独立が宣言された場所、ムルデカ広場。
その一角に見つけたのが、1957年の独立以来6代続く、歴代マレーシア首相の写真。



「もし日本の内閣総理大臣の写真を同じように掲げたならば何枚必要だろう?」
と思い調べてみたところ...1957年代のほぼ同時期からだと、27名いらっしゃいました。
(政治的な違いは話せば長くなるので割愛しますが、街中にあるふとした光景からも国の違いを見つけられますね。)




そして、ムルデカ広場の近くには、クアラルンプール・シティ・ギャラリー。
1898年建造の元政府印刷所で、現在はKLの歴史紹介のほか、お土産ショップも併設しています。




2階には1500分の1のスケールで再現したKL市街のジオラマも展示。
これから先に建設予定の建物の紹介をするなど、KLのことをくまなく知ることの出来る名所の一つです。




KL駅から直ぐにある、約15000人を収容する国内最大規模の国立モスク(マスジッド・ネガラ)。
独特な星型の青いドームと、高さ72メートルの光塔が印象的な現代イスラム建築が美しい!




スタイリッシュな大理石造りで、左右に配置された壮麗なステンドグラスも見ごたえあり。
ホールの中央奥には、メッカの方向を示す目印があるのも分かりますでしょうか。



なお、礼拝のある時間以外は、イスラム教徒でなくとも見学可能。
観光客に向けたローブ類は、いずれも無料で貸し出してくれるので安心ですね。


マレーシアの国教はイスラム教ではあるものの、多民族国家のため宗教の自由が認められていて、
多様性への配慮から、仏教、ヒンズー教、キリスト教など、各宗教の休日が国の休日になるのも特徴です。




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【まとめ:美食旅 in マレーシア 2015年8月】INDEX